目の保養、第二弾
大鎌章弘さんの個展を見てきました。
(7月12日~19日、グラスホッパーギャラりーにて)
時間的にすいてるときだったので、お客さんは私ひとり!
大鎌先生も在廊されてたので、豪華解説付きで、
隅から隅まで、かぶりつきで見てまいりました~。
大鎌先生、すごく気さくな方です。
そしてそのあと、21日には大鎌先生のマーブルデモの講習会に
無謀にも参加してまいりました。
酸素バーナーはやったことないし、ましてやマーブルなんて
「どうやって作るのか、さっぱりわかりませーん」の世界だったのに、
まぁ、見るだけなら私にも出来るかな、なんて思って・・・
場所は、前回の日記に出てきた、小野 遼先生のNew工房。
グラススタジオ 楽卯(らくう)http://www.rakuu.org/ にて。
ステキな工房です。
そして、、、私は初めて見る酸素バーナー。でかっ。
この、月光仮面(古)・・・じゃない覆面をした方が大鎌先生。
(画像使用はご本人の許可いただいてます・・・が、すでに誰かわかんないし)
酸素バーナーはエアバーナーより炎の威力があり、出る光も強いので、
サングラス(普通のではなく、バーナーワーク用)は必需品。
見ている受講者もいっせいにビシッとサングラスをする様は、
傍から見たらかなーり怪しい集団です。
また、火力が強い分、肌もエアバーナーより日(火?)に焼けますので
先生いわく、「こんなに覆面してても、出ている眉毛の間がやける」
つまり、こち亀の両さん(両津勘吉)状態になるらしい。
そりゃー、要注意ですわ~ (←ちょっと見てみたい人)
それにしても話には聞いてたけど、ぶっとい冷たいガラスをいきなり火にいれたり
作って冷めかけた作品を再び火に入れる(とんぼ玉だとバンッと割れてます)など
ガラスが違うとこんなことできるのねーと感心。
ちなみにマーブルは、穴のない丸い玉で、
先生の作品はポンテ(作っているときについてるガラスの棒)跡も
すごくキレイになっていて、どこにポンテをつけていたのかわからないほど。
見る前にはどうやって作っているのか謎だらけでしたが、
なんとなーくわかったような気が・・・
(頼りない理解力でスミマセン・・・先生)
こういった花も・・・・
このバラ、まだ途中段階の写真ですが、、今まではただ想像で
パーツで作って入れたんだろうなぁ、、、なんて思ってたところ、
そうではないということにビックリ!!
横から見ると、
↑は、形的には出来上がりに近い状態なので、その上の写真とは
状態が違うんですが、、、
いわば描いたものがガラスに入りこんでいって、
こんなふうに立体の花になっていくんですねー。信じられない~
それから、人工オパールの入ったペンダントトップも
デモしてくださいました。
不思議な色合いですが、これは数回、「冷まして→熱して」を
繰り返した後の色。
最初の色とは違うし、さらに繰り返せばまた色が変わるそうで、
これまた不思議です。』
と、ここで、7月28日訂正~。
↑この写真は確かにオパール入りのペンダント写真ですが、
「熱して冷まして」を繰り返して色が変わったのは、
これの前に作ってくださった、ハニーコンブのペンダントでした~
(・・・以上、先生ご本人によるツッコミを頂きました。恐縮です~。
そういや、朦朧としていたのか、記憶が入り混じってます。
そしていまだに意識が混濁しているのでしょうか、、、
ハニー昆布?と思ってしまいました。私。
ちなみに、両津勘吉眉毛呼ばわりの記述に関しては、
まだクレームは頂いておりません うしし。)
と、さらっと書いてきましたが、
実はこの日、すごく暑い日でございました
冷房のない工房(風があったりしては炎がゆれるので)で、
30人以上(おそらく)が、汗だくでバーナーを囲むという環境で、
朝10時半~午後6時近くまで、(もちろん休憩はさんでます)
最後のほう、ちょっと意識もーろーとしておりましたが、
小野先生たちが、業務用クーラー(可動式・ジャバラから風が出る)で
冷風をみんなの背中に当ててくださったりしたので、
無事、正気にかえることができました
しかし、先生のその集中力、すごいです・・・・
全部でいくつだろー?(やーね。覚えてないの?私・・・)
作品数にして5個くらいデモをしてくださいましたが、
最後まで全然手を抜くことなく、出来たものは
十分展示会に出せる出来のものを目の前に見せて頂きました。
(電気炉でゆっくり除冷するため、帰るまでに見ることが出来なかったけど
大鎌さんのブログで、除冷後の作品を見ることができます)
また、小野先生の工房・楽卯に飾ってあるとのことなので、
行かれる機会があったら、是非、見てみてください。
しかし講習後、先生たちはさらに夜中まで、
また楽しく火遊びしてたそうで ・・・・、そのパワーにもっとビックリです!
だけど、男性の作家さんたちって、なんだかみんな少年のまま
大きくなった感じですよ わははは。
大鎌先生のHPはこちら↓
『ガラス工房 はんど』 http://www.glassstudio-hand.com/